ビオラ、ノースポール、イベリス、マリーゴールド…ほいっぷ食堂から徒歩3分のところにある病院・島田療育センターはちおうじの花壇が見ごろになりました。同じ町内というご縁、そして「地域に根ざした活動を」という方針も同じ。それならばと、ほいっぷが花壇のお手入れをさせていただくようになって1年。「島八ガーデン」はいま、開花の時を迎えています。
病院の駐車場内に3ヶ所ある「島八ガーデン」
🌺「私たち、花咲ばーさん(笑)」
花壇のメンテナンスを担当するのは、里親ひろばほいっぷ支援者の会のメンバー、奥田和子さん(80歳)と鎌川沓野(75歳)さん。自称「花咲ばーさん(笑)」の二人は、月に1~2回ほど、この花壇をお手入れするために通っています。よく晴れた春の日、花壇の作業が終わったところで、二人の話を聞いてみました。
―― いつも楽しそうです。
奥田「趣味がガーデニングですから。地域の学校や通学路などの花壇の手入れもしています」
鎌川「『島八』の駐車場には花壇が3ヶ所あって、その草取りから始めたのよね」
奥田「春、病院にヒマワリの種が届いたというので、それならと苗を育てて植栽を…」
鎌川「秋には子どもたちと一緒に、チューリップの球根を植えたのが楽しかった」
奥田「咲く日が待ち遠しいわね」
元里親の奥田さん(右)と、養護施設職員だった鎌川さん(左)「花咲ばーさんと呼んで!」
🌺サスティナブルな活動を心がけて
二人とも人が好き、ガーデンが好き、子どもと過ごす時間が好き。里親ひろばほいっぷとの繋がりは、20年以上になるそうです。
―― 長いお付き合いですね。
鎌川「人と繋がると相談し合えるし、子どもたちとの活動はサスティナブルな感じがします」
奥田「私も、花壇のデザインはなるべくサスティナブルにと工夫していますよ」
鎌川「子育てにしても花壇の種撒きにしても、継続が大切ね」
奥田「年齢と共に体力の限界を感じてから、活動のなかで自分の立ち位置を探していたのだけど、こうして好きな分野が見つかったのは、とても有難いことです」
鎌川「好きじゃないと、続きませんからね」
奥田「やはり人さまに喜ばれること、高齢者にとってはこれが何よりの幸せね」
「花壇のメンテナンスのときは、いつもコレ」真っ赤なスニーカーが映えている奥田さん
🌺「ほいっぷ支援者の会」の仲間を増やしたい
里親ひろばほいっぷの坂本洋子代表は「島八ガーデン」について、こう語っています。
「いつか、食堂に来た人たちと花壇づくりができたらいいですね。そこに町会の人や子どもたちも参加してくれたら、なお嬉しい」と。
—— 花壇には夢がありますね。
奥田「そうなんです。楽しみながら社会貢献できるのも素敵なことです」
鎌川「みんなでお花を育てるという時間は、生活の活力になります」
奥田「ガーデニングの知識を活かした発信もしたいわ。もうトシだから体力的についていけるかの不安はあるけど、口は達者なので(笑)」
鎌川「私も、『花咲ばーさん』としては、まだこれからかな。仲間が増えるといいわね」
奥田「来たれ、ほいっぷ支援者の会へ(笑)。里親家庭の応援団をもっと増やしたいわ」
こちらも、二人が手がけた個人宅のガーデン。「皆さんご一緒に花壇づくりいかがですか?」
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